前科と前歴の違い|仕事や生活への影響

監修:弁護士 齊藤 翔平(埼玉弁護士会所属/大宮ありあけ法律事務所)

「前科がつくと、一生ついて回るのでは」と不安に思う方は多くいます。前科と前歴は、似た言葉ですが意味が違い、生活への影響も異なります。それぞれの影響の範囲を知っておくことで、必要以上に不安にならずに、今できることに集中できます。

こんな疑問はありませんか?

  • 前科と前歴は、何が違う?
  • 罰金でも、前科になる?
  • 前科があると、就職できない?
  • 前科は、いつか消える?

この記事でわかること

  • 前科と前歴の違い
  • 前科が付く場合・付かない場合
  • 前科による仕事や生活への影響

前科と前歴の違い

前科有罪判決を受けた経歴。罰金や執行猶予付きの判決も含まれる
前歴捜査の対象になった経歴。不起訴になった場合も残る

前科が付く場合・付かない場合

起訴されて有罪になると、前科が付きます。略式起訴で罰金を支払った場合も同じです。一方、不起訴になれば前科は付きません。

POINT 前科を避けるには、起訴される前に不起訴を目指すことが大切です。すぐに弁護士に相談してください。

前科を避けたい方のご相談を受け付けています
不起訴に向けて、早い段階から取り組みます。

仕事や資格への影響

  • 一定の資格(公務員、士業など)では、刑の内容によって、資格を失ったり、一定の期間取得できなくなったりする
  • 会社によっては、就業規則にもとづいて処分の対象になることがある
  • 就職の際に、履歴書の賞罰欄で申告を求められることがある

生活への影響

前科の情報は、一般に公開されているものではなく、周囲に知られることは多くありません。ただし、海外への渡航で、国によってはビザの取得に影響することがあります。また、再び事件を起こしたときは、前科があることで処分が重くなりやすくなります。

よくある質問

Q. 前科は他人に調べられる?

前科の情報は、一般の人が調べられるものではありません。

Q. 不起訴なら前歴も残らない?

不起訴になっても、捜査を受けたという前歴は、捜査機関の記録に残ります。ただ、前歴によって生活に大きな影響が出ることは多くありません。

Q. インターネットに事件の記事が残っています。

不起訴になったことなどを理由に、記事の削除を求めることを検討できる場合があります。

まとめ

前科は有罪判決を受けた経歴、前歴は捜査の対象になった経歴で、不起訴なら前科は付きません。

前科を避けたい方は、起訴される前に、すぐに弁護士にご相談ください。

この記事の監修

弁護士 齊藤 翔平(埼玉弁護士会所属/大宮ありあけ法律事務所)

青山学院大学法学部卒業。
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