監修:弁護士 齊藤 翔平(埼玉弁護士会所属/大宮ありあけ法律事務所)
「少しくらいなら大丈夫だと思った」「怖くなって逃げてしまった」。飲酒運転やひき逃げは、交通事故の中でも特に重く処罰される行為で、後悔してもしきれない結果を招くことがあります。それでも、その後の対応次第で、少しでも結果をよくできる可能性はあります。
こんな疑問はありませんか?
- お酒を飲んで運転してしまった
- 事故を起こして、その場から逃げてしまった
- 今から警察に行ったほうがいい?
- 会社には、何と伝えればいい?
この記事でわかること
- 飲酒運転とひき逃げの重さ
- 逮捕された後の流れ
- 処分の見通しとできること
飲酒運転の重さ
飲酒運転は、酒気帯び運転と酒酔い運転に分かれ、いずれも処罰の対象です。飲酒運転で人身事故を起こした場合は、危険運転致死傷罪などのより重い罪に問われることもあります。運転免許の取消しなど、重い行政処分も科されます。
ひき逃げの罪の重さ
事故を起こしたのに、けが人を助けず、警察にも報告せずにその場を離れると、救護義務違反などにあたります。事故そのものの責任とは別に、重く処罰されます。
POINT その場を離れてしまった場合でも、早く自分から警察に出頭することが、その後の処分を考えるうえで大切になります。
飲酒運転・ひき逃げのご相談を受け付けています
その場を離れてしまった場合も、すぐにご連絡ください。
刑罰の重さ
| 酒気帯び運転 | 3年以下の拘禁刑、または50万円以下の罰金 呼気1リットル中のアルコールが0.15mg以上の状態での運転 |
|---|---|
| 酒酔い運転 | 5年以下の拘禁刑、または100万円以下の罰金 まっすぐ歩けないなど、正常な運転ができないおそれがある状態での運転 |
| ひき逃げ(救護義務違反) | 10年以下の拘禁刑、または100万円以下の罰金 自分の運転で人をけがさせたのに、救護せずにその場を離れた場合 |
人身事故を起こしている場合は、これらに加えて、過失運転致死傷罪や危険運転致死傷罪にも問われます。詳しくは「交通事故を起こしてしまったら」をご覧ください。
逮捕された後の流れ
飲酒運転やひき逃げでは、逮捕・勾留されることが多くあります。逮捕された場合の流れは「逮捕されている場合の刑事事件の流れ」で解説しています。
処分の見通しとできること
- 被害者への謝罪と賠償を進める
- お酒との付き合い方を見直す(治療や支援の利用を含む)
- 車を手放すなど、再発を防ぐ具体的な取り組み
- ご家族による監督の体制づくり
その場を離れてしまった後にできること
- できるだけ早く、警察に出頭する(弁護士が同行することもできる)
- 被害者の状況を確認し、救護に協力する
- 事故の状況を、ありのままに説明する
- 車や証拠となる物を、そのままの状態で保管する
POINT 時間がたつほど、逃げたことに対する評価が厳しくなります。迷っているなら、すぐにご相談ください。
よくある質問
Q. ひき逃げをした場合、必ず逮捕されますか?
ひき逃げは逮捕されることが多い事件ですが、自分から出頭した場合などは、事情が考慮されることもあります。
Q. 同乗者や、お酒を出したお店も罪になりますか?
飲酒運転とわかっていて同乗した人や、お酒を提供した人も、処罰の対象になることがあります。
Q. 飲酒運転で免許はどうなる?
飲酒運転には、重い行政処分が科され、免許が取り消されることもあります。
まとめ
飲酒運転やひき逃げは、交通事故の中でも特に重く処罰されます。
早めの出頭や、再発防止の取り組みが大切です。すぐにご相談ください。