監修:弁護士 齊藤 翔平(埼玉弁護士会所属/大宮ありあけ法律事務所)
国選弁護人が付いたものの、あまり面会に行っていないようだ、家族への説明が少なくて今後の見通しがわからない。そんな不安を抱えながらも、「文句を言ったら悪いのでは」とためらってしまう方もいます。不安を感じたときは、遠慮せずに状況を確認していきましょう。
こんな疑問はありませんか?
- 国選弁護人が、あまり面会に行っていないようだ
- 今の弁護活動の状況がわからない
- 国選弁護人を替えてもらうことはできる?
- 途中から私選弁護人に頼んでもいい?
この記事でわかること
- まず国選弁護人に伝えたいこと
- 国選弁護人を自由に替えられない理由
- 私選弁護人への切り替えと、別の弁護士への相談
まずは不安な点を伝えてみる
面会の頻度や、示談の進み具合、今後の見通しなど、気になっていることを具体的に伝えてみましょう。伝えることで、不安が解消される場合もあります。
- これまでの取調べの状況と、次の面会はいつになるか
- 被害者との示談の進み具合
- 勾留や保釈についての方針と見通し
- 家族が協力できること(身元引受、示談金の準備など)
家族からも、国選弁護人に連絡を取ることができます。連絡先は、本人や裁判所を通じて確認できます。
国選弁護人は替えられない?
国選弁護人は裁判所が選ぶ弁護人で、本人やご家族の希望だけで、別の国選弁護人に替えてもらうことは原則としてできません。国選弁護人が解任されるのは、私選弁護人が選ばれた場合や、職務を続けられない事情がある場合などに限られます。
国選弁護人の対応に不安がある方のご相談を受け付けています
ご家族からのご相談もお受けしています。今の状況を伺い、取れる方法をご説明します。
私選弁護人に切り替える
本人やご家族が自分で選んだ私選弁護人に依頼すると、国選弁護人は解任され、以後は私選弁護人が弁護活動を引き継ぎます。費用はかかりますが、弁護士を自分で選び、方針を相談しながら進められます。国選と私選の違いは「国選弁護人と私選弁護人の違い」で解説しています。
POINT 起訴・不起訴の判断が近い時期や、保釈を請求したい時期など、切り替えるタイミングによって、できることが変わります。迷ったら早めに相談しましょう。
別の弁護士に相談してみる
すぐに切り替えるかどうか決められない場合は、ご家族が別の弁護士に相談して、今の弁護活動の状況や、今後の見通しについて意見を聞くこともできます。依頼を検討している弁護士は、本人と面会して話を聞くこともできます。
POINT 不安が解消されないときは、家族だけでもかまいません。すぐに別の弁護士に相談してください。動き出すのが早いほど、示談や保釈などで取れる手段が多くなります。
よくある質問
Q. 私選弁護人に切り替えると、費用はどうなりますか?
私選弁護人の費用は、ご本人やご家族の負担になります。相談の際に、費用の見込みをご説明します。
Q. 国選弁護人への連絡は必要?
私選弁護人が選任されると、国選弁護人は裁判所によって解任されます。引き継ぎについては、弁護士同士で調整します。
Q. 家族だけで、別の弁護士に相談してもいいですか?
ご家族だけでのご相談も受け付けています。今の状況を伺い、取れる方法をご説明します。
まとめ
国選弁護人の対応に不安がある場合は、まず不安な点を具体的に伝えてみましょう。
それでも不安が残る場合は、私選弁護人への切り替えを検討できます。迷ったときは、すぐにご相談ください。