監修:弁護士 佐藤 都(埼玉弁護士会所属/大宮ありあけ法律事務所)
配偶者の不倫相手には、きちんと責任を取ってほしい。でも、顔を合わせるのはもちろん、声を聞くのもつらい。話そうとすると、怒りや悲しみで冷静でいられなくなりそう。そう感じるのは、とても自然なことです。不倫相手への慰謝料の請求は、弁護士に依頼すれば、ご本人が相手と直接やりとりをしないで進めることができます。この記事では、弁護士に任せられることと、直接やりとりをするときのリスク、ご本人にお願いすることを解説します。
こんな疑問はありませんか?
- 不倫相手と、一度も会わずに解決できる?
- 弁護士には、どこまで任せられる?
- 自分で直接話すと、何か問題がある?
- 相手から直接連絡が来たら、どうすればいい?
この記事でわかること
- 弁護士に任せられること
- 自分で直接やりとりをするときのリスク
- ご本人にお願いすること
- 相手から連絡が来たときの対応
弁護士に任せられること
弁護士に依頼すると、不倫相手とのやりとりは、すべて弁護士が窓口になります。主に、次のことを弁護士が行います。
- 慰謝料を請求する通知書を作って、相手に送る
- 相手やその弁護士と、慰謝料の金額や支払い方法を交渉する
- 示談書(合意書)を作り、内容を確認する
- 慰謝料が支払われたかを確認し、遅れた場合は催促する
- 話し合いでまとまらない場合に、裁判の手続きを進める
相手には、「今後の連絡は弁護士にしてください」と伝えるので、ご本人のところに、相手から連絡が来ることは基本的にありません。
自分で直接やりとりをするときのリスク
ご自身で不倫相手と話し合うこともできますが、次のようなリスクがあります。
- 感情的になって、思っていた以上に強い言葉を使ってしまう
- 話し合いの内容を録音され、脅したと言われてしまう
- 「言った」「言わない」のトラブルになる
- 相手の言い分に押されて、納得できない条件で合意してしまう
- 話し合いのあとも、気持ちの負担が長く続いてしまう
POINT つらい気持ちのまま相手と向き合う必要はありません。相手とのやりとりは、弁護士に任せてください。
不倫相手と直接話したくない方のご相談をお受けしています
ご依頼のあとは、相手とのやりとりはすべて弁護士が行います。ご相談は、電話やオンラインでもお受けしています。
ご本人にお願いすること
弁護士に任せる場合でも、次のことは、ご本人と相談しながら進めます。
- 不倫がわかった経緯や、夫婦の状況などをお話しいただく
- 持っている証拠をお預かりする
- 慰謝料の金額や、示談書に入れる約束など、方針を決めていただく
- 示談書の内容を、最後に確認していただく
話しにくいことも、無理のない範囲で、少しずつお話しいただければ大丈夫です。打ち合わせは、来所のほか、電話やオンラインでも行えます。
→ 証拠については「不倫の証拠になるもの・ならないもの」
裁判になった場合
話し合いでまとまらず、裁判になった場合も、多くの手続きは弁護士が代わりに出席して進めます。ただ、裁判の終わりのほうで、当事者から直接話を聞く手続き(本人尋問)が行われる場合は、ご本人に裁判所へ来ていただくことがあります。
その場合も、事前に弁護士と一緒に準備をして、当日も弁護士がそばにいるので、ご安心ください。
弁護士費用
当事務所で、不倫の慰謝料の請求をお受けする場合の弁護士費用は、次のとおりです(交渉で解決する場合)。
| 着手金 | 5万5000円〜 |
|---|---|
| 事務手数料 | 1万1000円 |
| 報酬金 | 11万円+獲得した経済的利益の22% |
→ 詳しくは「離婚・男女問題の弁護士費用」
よくある質問
Q. 相手から直接連絡が来たら?
返事はせずに、弁護士に任せていることだけを伝えましょう。連絡が来たことは、弁護士にお知らせください。
Q. 一度も会わずに解決できる?
話し合いで解決する場合は、多くのケースで、相手と一度も会わずに解決できます。裁判で本人尋問がある場合は、裁判所で顔を合わせることがあります。
Q. 相談も電話やオンラインでできる?
できます。ご来所が難しい場合は、電話やオンラインでのご相談・打ち合わせもご利用ください。
まとめ
不倫相手への慰謝料の請求は、弁護士に依頼すれば、ご本人が相手と直接やりとりをしないで進めることができます。通知書の送付から交渉、示談書の作成、支払いの確認まで、弁護士が窓口になります。
相手と会いたくない、話したくないというお気持ちのままで大丈夫です。まずは弁護士にご相談ください。