監修:弁護士 佐藤 都(埼玉弁護士会所属/大宮ありあけ法律事務所)
不倫の慰謝料を請求されたことを、家族にも、職場にも、絶対に知られたくない。自宅に書類が届いたらどうしよう。職場に連絡されたらどうしよう。そんな不安から、誰にも相談できずにいる方も少なくありません。
弁護士に依頼すれば、相手からの連絡の窓口を弁護士に変えたり、示談書に口外しない約束を入れたりして、周囲に知られないよう配慮しながら解決を目指すことができます。この記事では、家族や職場に知られずに解決するために、できることを解説します。
こんな疑問はありませんか?
- 家族に知られずに、慰謝料の問題を解決したい
- 自宅に書類が届かないようにできる?
- 相手が職場に連絡してきたらどうしよう
- 示談した後に、周りに話されたりしない?
この記事でわかること
- 弁護士が窓口になると変わること
- 示談書に入れておきたい約束
- 相手が職場などに連絡してきた場合の対応
- 早めの相談が大切な理由
弁護士が窓口になれば、連絡は弁護士に届く
弁護士に依頼すると、相手からの連絡や書類は、原則として弁護士の事務所に届くようになります。自宅に書類が届いたり、相手から直接電話がかかってきたりすることを減らせます。
POINT ご相談の内容は、弁護士の守秘義務により、外部に漏れることはありません。弁護士からの連絡方法(電話の時間帯、郵便物の送り先など)についても、ご希望をお伝えいただければ、できる限り配慮します。
示談書に入れておきたい約束
- 不倫のことを、第三者に話さないこと(口外しない約束)
- 職場や家族に連絡しないこと
- SNSなどに書き込まないこと
- この示談で、すべて解決したことの確認(ほかに請求しない約束)
こうした約束を示談書に入れておくことで、解決した後に周囲に知られるリスクを減らせます。約束を破った場合の違約金を定めることもあります。
周囲に知られずに解決したい方のご相談を受け付けています
連絡方法などにも配慮して対応します。秘密は厳守します。
相手が職場などに連絡してきた場合
慰謝料を請求する側であっても、職場に不倫のことを知らせたり、周囲に言いふらしたりすることは、名誉を傷つける行為として問題になることがあります。そのような連絡があった場合や、そのおそれがある場合は、弁護士から相手にやめるよう求めることができます。
裁判になると知られやすくなる?
裁判になると、裁判所からの書類が自宅に届くことがあり、家族に知られるきっかけになることがあります。また、裁判は原則として公開されます。できるだけ、裁判になる前の交渉の段階で解決することが、周囲に知られないためにも大切です。
早めの相談が大切な理由
周囲に知られることを恐れて対応を先延ばしにすると、相手が裁判を起こしたり、行動がエスカレートしたりすることもあります。通知が届いたら、早めに弁護士に相談し、静かに解決する道を探りましょう。
弁護士費用
不倫の慰謝料を請求された方の交渉をお受けする場合の弁護士費用は、次のとおりです(交渉で解決する場合)。
| 着手金 | 0円〜 |
|---|---|
| 事務手数料 | 1万1000円 |
| 報酬金 | 11万円+減額した経済的利益の22% |
「減額した経済的利益」とは、請求された金額から減らすことができた金額のことです。
→ 詳しくは「離婚・男女問題の弁護士費用」
よくある質問
Q. 郵便物が自宅に届くことはある?
ご希望に応じて、郵便物の送り先や、連絡の方法を相談できます。メールや電話でのやりとりを中心にすることもできます。
Q. 示談の後に約束を破られたら?
口外しない約束に違反した場合は、違約金の請求などを検討できます。約束の内容は、示談書にはっきり書いておくことが大切です。
Q. 会社に知られたら解雇される?
私生活上の不倫だけを理由に、直ちに解雇が認められるとは限りません。ただ、職場への影響は避けたいものです。早めの解決を目指しましょう。
まとめ
弁護士に依頼すれば、家族や職場に知られないよう配慮しながら、不倫の慰謝料の問題を解決できる可能性があります。
口外しない約束などを示談書に入れることも大切です。ひとりで抱え込まず、まずは弁護士にご相談ください。